月刊「Bedroom Techno」7月号

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ep2…jury kiss
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 731records is looking for someone can translate this article into English.
because spreading to a lot of people ”bedroom techno".
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bedroomへの一枚

インディーズのレーベル、bandcamp、soundcloud、YouTubeなどからアンダーグラウンドでベッドルームに持っていくのに最適な一枚を紹介するという新コーナーです。

さて、最近はAWA、apple musicやら色々な定額制音楽配信というのが流行っていますがみなさんは使っているのでしょうか?結構評判いいみたいで気にはなっているのですが、主にsoundcloudやyoutube,ニコニコ動画などでdigっている私としては、そういったところにアップロードされているapple musicに配信すらしていないアンダーグラウンドな曲を聴かなくなってしまいそうという心配があるのでまだ使ってません。

なので、いまだに寝る前にiPhoneで色々なアプリを駆使して睡眠導入剤の代わりとなる一曲を探すのですが、梅雨が明けてから急に気温が高くなり夜も寝苦しくなってきたせいか、もっぱらdrone, ambientやelectronica寄りであまりビートもキツくなく軽めに乗っている。まさに熱帯夜で空気が絡みつくのも忘れさせてくれるような、クールダウンできる曲ばかり選曲して眠りにつくことが多くなりました。

 ということで
今月は暑い夏にピッタリ!クールなエレクトロの一枚をご紹介

Gacha – Let Me Love You

Gachaの「Send Two Sunsets」から「 Let Me Love You」です。
Pichforkの点数も7.1と好評価*1でしたし、英語が読める方はそちらのほうがいいレヴューしてあるので是非読んでみてください

R&Srecordsの傘下で主にambientの曲をリリースしているApollo recordsからのリリースになります。

このアルバムはapollo recordsという老舗のレーベルからのリリースに相応しい、古き良きを感じることができる一枚となってはいるものの、どこか初々しさというか情熱も感じることができて、聴いていると「あー、うみいきてー」ってなりません?

アルバムタイトルにもなっている「Gacha ft. Natalie Beridze – Send Two Sunsets」は、まさに海辺をはだしで散歩しながら、恋人とゆっくり沈んでいく夕焼けを見ている情景が目に浮かびます。そういう経験ないけどサ……。

かと、思ったら「Pulsing」ではHudson Mohawkeばりのベースミュージックが流れてきて、ibizaからいきなりLos Angelesにとんぼ返りしたみたいな驚きの一面も垣間見れる

とても充実した一枚ですし、彼のsoundcloudアカウントに一部の曲をフルで置いていますので是非聞いてみてはいかがでしょうか?

R&Srecords store, apple music, iTunes, amazon.JP,



ミア

ep2…jury kiss

天井の高さこそ低いものの、長く広い通路を三人は歩いていた。白熱灯が照らされた白い床の薄汚れたタイル。そして不規則に並んだ白い柱に3人の足音が反響する。

「なんだか、ぶきみだね」

そう言いながら、お気に入りのふわふわで耳当てがついている帽子を深くかぶり直す仕草をしたのはミア。ミア=ロゼッティ=テニスン(Mia =rossetti=Tennyson)と言う獣人族だ。

率直な感想に同意を求める。というよりも他人から見たら不気味に思うんだろうけど、ジュエルはどうだろうという疑問の方が強いような雰囲気に気づいたからだろうか、それを察知した二人目の足音の主であるジュエル、ジュエル・アンクラウト(Jewel Unkraut)は

「…………。」

ミアの方を一瞥しただけで特に何も言うことは無かった。

さて、二人は何故こんな通路を歩いているのかというと、旅の道中に食料も水も底を尽きて砂漠の真ん中で行き倒れていた所に偶然にも通りかかった商人がこの辺りには地下帝国の入り口があると言う話を聞いた所から物語は始まっていた。

「この通路は昔使われていた古い街の地下道でして、今では老朽化も進み別の通路を作りまして人口増加に伴い地下街の拡張を進めております」

三人目の足音であり、この国の案内人であるトカゲの男がジュエルの代わりに答えた。

服装や立ち振る舞いもしっかりしているので、この地下帝国の偉いところの役職だろうと想像がつく。その彼は歩みを進めながら話を続けた。

「入国審査では幾つかのステップに沿って身体検査と心理検査を行います。あなた様方は特別な客人故に王様が直接に謁見したいとのことなので謁見の間までのご案内させていただきますが、厳重な審査を経てからとなります事をご理解下さい」

「それじゃあ食事は……」

ミアの言葉は遮られた。

さらに三人は急遽、通路に立ち止まり目の前の現状に各々に困惑する。

「逃げろ!あんたたちも奴隷になるぞ!」
なぜならば、通路の脇から足をもつらせ、興奮した男が飛び出し、そう叫んで来たのだ。


今月の一言

Writer:Hyuuga_D

illustration:zinbei     (HP)

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