2015年も年の瀬となり、2016年になろうとしている。
2013年に設立した731recordsだが14年まではすべて私の別名義でのリリース。
実はこの2015年からようやく自分以外のリリースを開始した年でもある。

個人的にもいろいろあった年だったが何とかかんとか生きて音楽を聴けていることに感謝したい。

正直のところ今でもレーベル運営なんてどうやっていいかわからない部分もあるが、続けることを第一として、第二にDYSTOPIAの中のUTOPIAを発掘し、インターネットを駆使してベッドルームからchiloutな音楽を発信していきたい所存です。

 

それではまずは2015年の2月まで振り返ってみよう。



 

web

http://731records.info/releaseSite/731R08/731R08.html

[731R08] Psychic Gangsta – Roswell EP

Artwork – filmout

2015/02/25 release.


cement,

最初にリリースの声をかけさせていただいたのはPsychic Gangsta。感想などはリリース時のブログ記事もあるのでそちらを読んでもらいたい。

コンセプトが「ロズウェル事件で生き残ったエイリアンがビートミュージックに出会ったら……」ということで、今、聴いてもこういう曲作れる人はあんまりいないよなあとシミジミ思うのだった。

なんというか、エネルギーの塊というか、初期衝動の次のステージに到達したというか、聴いていられる実験音楽というか….いまだに彼の曲は言葉にするのが難しい。

ちなみに私のお気に入りは「1947」という曲。リリースページでフル試聴&free releaseなので是非聞いてみてもらいたい。

 

 



[731R09] JPRN – EP Keep you off my mind. Tonight

Artwork – zinbei

2015/04/03 release.


cement,

私の友人であるjprn a.k.a レインのサード・リリース。
実はセカンドリリースであるpureaestheteからリリースしたアルバム、「Often EP」の後に、彼がサウンドクラウドのアカウントを消すという事件があった。(だから、Often EPの記事のsoundcloudの埋め込みリンクが切れているのだ)

私は驚いてバンドキャンプのコンタクトを伝ってメールを送り、どうしてアカウントを消したのかと聞いたら、勉学に専念するとのことだった。
その後の私の返信は拙い英文で「暇になったらまた戻ってきてよ」という旨の内容を送った記憶がある。

それからして、彼は無事にカレッジスクールを卒業して働きはじめ(たぶん)、自主レーベルである「AOYAMA MUSIC」(現在閉鎖)を始めたり、自身のBANDCAMPでもEPをリリースするようになった。

あのときメールをしても、しなくても、彼は頻繁にV系バンドのライブを見に行ったりしているので音楽との接点はあったと想像できるが、
たった一通のメールで仲良くなれたのを考えると音楽って深いな、と思うのだった



 

[731R10] Nurgle – HOMAGE

Artwork – 731records

2015/07/31 release.


cement,

Nurgleさんは私がmultiending名義で彼の「DRESS」という曲をリミックスしたところから接点が生まれた。

ほかの曲も、今後発表される曲も恐らくそうなのだが、この曲はすごく気に入っていて、よくライブでも使ったりします。

おもに一昔前、90sや00sのV系、ポストロックのバンドサウンドや、JPOPSを好んで聴いているようなので、制作する楽曲のメロディーにもそれが顕著に表れている。

すっごい具体的に言うと、ちゃんとバンドしてた頃のスーパーカーが好きな人は多分好き。

ただ、願うならば、マスタリングだけしっかりしてくれれば完璧なんです。

普段はNECRONSというユニットで曲を作っているので、そちらも今後に期待していきたい。

 



[731R11] V.A. – 夕立 REMIX

Artwork –  RiVAQ

2015/08/15 release.


cement,

持ち込み企画でのリリースで、私も参加させていただいた「夕立」という曲のコンピレーション・リミックスアルバム。

去年731recordsでもMINIMALをコンセプトとしたコンピレーションアルバムをリリースしたが、コンピをリリースすると音楽やってる人って一杯いるんだなーという当たり前のことを思うと同時に、なんで自分の身の周りには誰もいないのだろうという疑問が毎度頭に浮かぶ。

 



[731R12] 【J・P・R N】 – 『一期一会』

Artwork –  JPRN

2015/09/15 release.


cement,

我が盟友、JPRN a.k.a レインが自身のbandcampでreleaseしたファーストアルバムの再リリース。

この一枚は本当に衝撃だった。

日本語のサンプルが流行っているというのを知ったのもこれからだったし、今までIDMとアニソンとテクノ小僧だった私をambientとchilloutの世界に引っ張り込んだのもこの一枚といっても過言ではない。
今まで聞いていた音楽がこの日を境にがらりと変わったのだ。

そもそも、今まで聞いてきた音楽の中で英語のサンプルはたくさんあったけれど、こんなバッツリと日本語サンプリングを入れているアーティストなんていなかった。
しかも、作ってる本人は南米にいて日本語の意味も分からないっていうのだからスゴイ。

完全に参ってしまった。

だから、このファーストアルバムを何時までも誰かに聞いてもらえるようにしておくことは使命のような気がしたのだ。



[731R13] tink kid – The WAY EP

Photography – kenchan

2015/10/03 release.


cement,

731records初のiTunesなどからのデジタル配信で、フィジカルでのリリースはミニマルコンピや私のアルバムに続く3作品目となりまして、tink kidにとっても三番目のEPとなりました。

itunes.com/tink kid -The WAY ep

私にとって、今年何度も聴きたい一枚です。

他の方の感想tweetにもありましたが「そう来たか……!」という言葉が出るほどに、之までのtink kidのリリースを追っていると意外な音作りで、音響効果がかなり上手い。

一応最終的なマスタリングは業者を通したのですが、その前段階の自主マスターを聴いた段階でも、非常にクオリティーが高く本当に想像以上でした。

来年は一体どういうCHILLOUTをリリースしてくれるのか期待しています:)

 



cover

[731R14] hyuga daichi – open secret

Artwork – RiVAQ

2015/11/15 release.


cement,

私の何枚目かのEPで、島でホテル暮らしをしていた時に作っていた作品をまとめたものです。

マスタリングなんて知るか、というパンクな精神で作ったambient technoとなります。

去年はelectribeMX内の909のキック音源に頼っていたのですが、それも飽きてきたので808に変えたりtomtomのピッチを下げてアタックを減らしたりしてキックを作ったりしてます。

実はこれもフィジカルにしたいなーと考えてはいるのですが、どうにも決定打にかけるというか、マスタリングどーしよ。とか、諸問題あって延期中です。



 

cover

[731R15] Psychic Gangsta – ThE LiviNg DeaD MIX

2015/12/03 release.


 

cement,

今年最後のリリースはMIXTAPE

気づけば、2015年はPsychic Gangstaで始まり、最後もPsychic Gangstaで終わるという一年になりましたね :)

 

このミックスを聞いたとき、「ああ、やっぱりPsychic Gangstaだなー」と私はおもった。

HIPHOPが基礎となっているのだが、頭のねじが外れているようなビートの重ね方、不協和音の使い方、本来アンダーグラウンドであるはずのhiphopの中に、何故か漂ってくる高級な芸術音楽の薫り。
さらに最近リリースしたOPNやARCAの新譜も散りばめられていて話題性を持たせる。
そして最後まで聞いてるとなんか具合が悪くなってくる謎の合成ドラッグ感。
どこをとっても最高だ!

これこそ地球の音楽に感化されてしまった宇宙人が作るDJMIXと表現していいだろう。

 

ちなみに、最初の曲が絶対にどこかで聞いたことがあって、本人に確認したら「放送大学のオープニング」という答えを聞いて爆笑した。

[youtube.com/watch?v=vF28MNMqeQg]

 

 



 

2015年は8枚をリリースすることができた。

ほかにも、tink kidのリリースパーティーと、FLAT402というオンラインイベントの計2回おこなったり、6月からはこのblogで「月間bedroom techno」の連載も始まり、11月頃からは毎週土曜日にMIXCLOUDでMIXをアップするようになり、私の手と頭が動く限り活発に活動していきたい所存だ。

来年は果たしてaphex twinは来日してくれるのか!
私はそれだけが気になる。

 

それでは、来年も731recordsにご期待ください

 

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